「さあ手を離すんだ坊や。」 気だるそうな声がビル風に雑じる。 「このままだとお前まで落ちる、お前だけでも逃げるんだ。」 「…ふざけるな!」 ― それはヒューがKKに対して初めてあげた罵声だったかもしれない。 「バカな事、言うなよ! 辛いのはいつも独り遺された人間だって… そう言ったのはアンタじゃないか! そのアンタが、お前だけ逃げろなんて、 そんな事言うなんて、俺は絶対許さない!」 罵声は最後の方は嗚咽で裏返っていた。 KKは億劫そうに僅かに視線を上げた。 その頬に自分の命を支える青年の血と涙があたる。 この青年が涙を流すという事自体驚きであったが、 それが自分の為だという事に更に驚いた。 「バカなヤツだな…。」 KKは苦笑した。 |
|
ムダな改行スミマセン、絵がタテにでか過ぎました。 特に話に意味はないです(爆) 某ゾンビゲーのワンシーンっぽいカンジですけど(笑) いや、こうゆうシチュエーションって萌えませんか!?と思って描いた絵なので〜。 特に二人が普段は微妙に不仲だともっと萌えるんですが〜私の描くKKヒュはむしろ仲良しの部類ですね(笑) ついでにいうとヒューがKKの腕を放してもKKは何かしらの手段を用いて死なないと思います。 ちなみに構図はミクロマンに無理矢理取らせました(手と手をテープでグルグル巻いて(笑)) |