「気をつけてくださいね。俺は、人の命までは修理できませんから。」 ヒューの言葉にKKはけだるそうに振り返った。 「いいのか?敬虔なクリスチャンがンな事言ってよ。」 「…そりゃ、確かに貴方が生きて帰ってくるって事は、誰かの命が無くなるって事ですけど…。」 深刻そうな表情でヒューは一度言葉を切ると、苦笑を浮かべてKKを見つめた。 「俺はそこまで出来た人間じゃないから、やっぱり貴方に生きて帰ってきて欲しいです。」 「そっか…。」 つられて苦笑を浮かべると一つ息を吐き出し、いつもの明るい口調でヒューへと言葉を投げかける。 「じゃ、明日仕事あがったらラーメンでも一緒に食いに行くか?俺のオゴリで。」 「え、本当ですか!?俺、はりきって仕事終わらせておきますよ。」 「残業だったら待ってやらねえからな、約束だぞ。」 「はい!」 そう、約束した。 だからまだこんな所で俺は死ぬわけにはいかない。 |
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ちょっとした小話つきのキリ番イラストです。 とまさんからのリクエストで虚しい兄さん&KK(1P)です。 久しぶりに1PKK1Pヒュを描いたような気がしますよ…! 大変遅くなりましたが、リクしてくださってありがとうございました! |